あれ⁉またブレてる(*´Д`)
やっぱり手ブレ補正がないとダメかぁ・・・
ん⁉
それは”手ブレ”じゃなくて”被写体ブレ”だね!
最初に結論から
何故手ブレ補正がなくてもよいのか?
手ブレ補正のメリット・デメリットについて解説します。
なお、上の写真は手振れ補正のないカメラで撮っています。
それではよろしくお願いいたします。
手ブレの起こる理由
手ブレはシャッターを切る際に、カメラが微妙に動いてしまうことで起こります。
特に、シャッタースピードが遅いと手ブレしやすくなります。
手ブレせずに写真を撮るには、一般的に「1/焦点距離」のシャッタースピードが必要と言われています。
例えば焦点距離が50㎜なら1/50以上、100㎜なら1/100以上のシャッタースピードで撮ると手ブレしずらいです。
手ブレを防ぐ方法
1.基本編
手を伸ばしてカメラを構えるとグラグラして安定しません。
脇をしっかり締めて構えるとカメラが安定します。
お腹に少し力を入れて、息を止めるとブレにくくなります。
一眼レフ限定になりますが、ファインダーを覗くと両手とおでこの3点でカメラを支えることができるので、より安定します。
首からストラップをかけて、そのストラップをピンと張った状態で撮影すると安定感が増します。
ストラップを短めにするのがポイントです。
例えば、焦点距離が100mmならシャッタースピードを1/100より速くしましょう。
2.応用編
手ぶれ補正のあるカメラorレンズを使うとシャッタースピードを「1/焦点距離」の半分から1/4以下に遅くしてもブレない写真がとれます。
キヤノンの場合は、『EOS R3』『EOS R5』『EOS R6』『EOS R6 MarkII』『EOS R7』にボディ内手ブレ補正が付いています。
また、キヤノンの場合はレンズ自体に手ブレ補正がついています。
『IS』とついているものが手ブレ補正つきのレンズになり、『EOS RP』など手ブレ補正の付いていないカメラに手ブレ補正を付けることが出来ます。
『IS』付のレンズはたくさんありますので、自分好みのものが見つかると思います。
RF24-105 FF-7.1 IS STM=手ブレ補正あり
RF50 F1.8 STM=手ブレ補正なし
これが最強の手ブレ対策です!手ブレ補正はせいぜい秒単位の手ブレを防ぐものになりますが、三脚は分単位・時間単位の手ブレを防ぐことが出来ます。星空や蛍の撮影には三脚が必須です。
三脚は、持ち運びしやすく軽いものは不安定になりやすく、重く持ち運びが不便なものは安定する傾向にあります。それぞれにメリット・デメリットがあるのでカメラの重量やシーンを考慮して選ぶことが大事です。
私は『マンフロットの三脚』を使っていますが、コンパクトで『EOS RP』には丁度いいです。
手ブレ補正のメリットとデメリット
1.メリット
夜景の撮影など明かりが少ない場面ではとても役に立ちます。
夜は昼間より明かりが少ないので、その分シャッタースピードを遅くする必要がありますが、手ぶれ補正があるとより遅くできます。
もちろん三脚を使うのがベストですが、荷物を減らしたいときに有効です。
2.デメリット
全ての手ブレが防げるわけではありません。
頑張ってシャッタースピード1/10程度でしょうか・・・。
星空や蛍などは三脚が必須です。
被写体ブレは防げない
手ぶれ補正が役に立つのは風景などの止まったものを撮る時です。
つまり、動くものを撮る時は役に立ちません。
動き回る子供やペットを撮る時は必ずしも必要ではありません。
下の写真ではシャッタースピードを「1/50」「1/100」「1/500」で撮っています。
1/100まではブレていますが、1/500まで上げると止まってくれています。
まとめ
まずは、手ブレを防ぐ方法の基本編の部分を実行するだけでもかなりの手ブレを防げます。
その上で手ブレ補正付きのカメラやレンズを手に入れると写真撮影の大きな味方になってくれます。
しかし、子供やペットの日常を撮りたい人にとっては手ブレより被写体ブレに気を付けることが大事です。
また、被写体ブレを防ぐにはシャッタースピードを速くする必要があり、それにはISO感度を上げることが重要です。
大切な家族やペットの写真をどんどん撮って素敵なカメラライフを送ってください!
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