はじめに
手軽に写真の雰囲気を変えたいなぁ。
そんな時は「クリエイティブルック」がオススメ!
ソニーのカメラの中には「クリエイティブルック」と呼ばれるものが搭載されている機種があります。これにより、RAW現像せずに写真の雰囲気作りが出来ます。しかも、静止画だけではなく動画にも反映される優れものです。
私が購入した『α6700』にも搭載されているので紹介していきます。
写真も動画も、カメラ単体で思い通りの表現が可能な「クリエイティブルック」
静止画・動画の区別なく、自分好みの表現で記録、共有、コミュニケーションを志向する多くのユーザーに最適な機能「クリエイティブルック」を搭載。全10種類のモードがカメラ内にプリセットされており、ユーザーの好みに合わせた画(え)づくりを選べるほか、選択したモードをベースにさらに8項目(*1)の調整項目で独自の画づくりを楽しむことも可能。さまざまな撮影シーンや被写体でも撮影者の好みの表現が可能になり、映像表現の幅を大きく広げます。コントラストがありながら落ち着いた発色と印象的な色味の[FL]や、マットでやわらかな質感の[IN]など、色あい、色の濃さ、明るさ、コントラスト、シャープさなど、多くの要素を組み合わせた多彩なモードを搭載。細やかな調整は、画面を見ながら(*2)コントラスト、彩度、シャドウなど最大8項目による画像の微調整が可能です。また、自分好みの設定をカスタムルックとして登録できます。
引用元:ソニー
全クリエイティブルックの比較
まず最初に全クリエイティブルックの比較をしていきます。
カメラとレンズ、設定などは同じにしました。画角なども出来るだけ同じにしていますが、手持ち撮影のため細部は異なります。
菜の花の黄色に注目すると違いが分かりやすいです!
被写体・シーンに幅広く対応する標準の仕上がり
スタンダードな仕上がりだから迷ったらこれ!
肌をより柔らかに再現。人物の撮影に最適
ポートレートや子供を入れたスナップに使えそう!
彩度・シャープネスが低くなり、落ち着いた雰囲気に表現。パソコンでの画像加工を目的とした撮影にも最適
落ち着いた雰囲気で飽きが来ない!
彩度とコントラストが高めになり、花、新緑、青空、海など色彩豊かなシーンをより印象的に表現
メリハリがあって色鮮やかな仕上がり!
明るく色鮮やかな発色で、明瞭度の高い画像に
春にピッタリ!
落ち着いた発色と印象的な空や緑の色味に、メリハリのあるコントラストを加えることで雰囲気のある画像に
海に行ったときに使ってみたい!
コントラストと彩度を抑えたマットな質感に
オシャレなカフェでの撮影にピッタリかも!
透明感・柔らかさ・鮮やかさを持つ明るい雰囲気の仕上がりに
柔らかい印象になるので逆光で撮ったら面白そう!
白黒のモノトーンで表現
モノトーンするだけで「それっぽい」写真に!
セピア色のモノトーンで表現
可愛らしくてカッコイイ雰囲気!
お好みのクリエイティブルックはありましたか?
迷った時は「ST」「PT」あたりが使いやすいと思います!
「FL」「SH」あたりも面白いですね(^^♪
クリエイティブルックは、パラメータを調整することも出来ます。これでさらに自分好みの写真に近づけることが出来ます。
コントラスト・・・+側に設定するほど明暗差が強調され、インパクトのある仕上がりになる。
ハイライト・・・明るい部分の明るさを調整。+側の設定にするほど明るくなる。
シャドウ・・・暗い部分の暗さの度合いを調整。+側の設定にするほど明るくなる。
フェード・・・フェードの度合いを調整。大きい値に設定するほど効果が強くなる。
彩度・・・+側に設定するほど色が鮮やかに。-側に設定すれば控えめで落ち着いた色に。
シャープネス・・・解像感を調整。大きい値に設定すれば輪郭がよりくっきりし、小さい値に設定すれば柔らかな表現に。
シャープネスレンジ・・・シャープネスの効果がかかる領域を調整。
大きい値に設定するほど細かな輪郭線にシャープネスがかかる。
明瞭度・・・明瞭度の度合いを調整。大きい値に設定するほど効果が強くなる。
メリット
RAW現像が不要
メリット1つ目はRAW現像をしなくても自分好みの色味を選ぶだけでよいというお手軽さです。クリエイティブルックを選んだ後でさらに調整も出来るので自分の好きな画(え)作りが出来ます。
予め仕上がりが分かる
メリット2つ目はクリエイティブルックをあてた段階で画(え)が変わっていくので、写真を撮る前に液晶画面で仕上がりを確認することが出来ます。
デメリット
後で変更できない
デメリット1つ目は撮った後でクリエイティブルックの変更が出来ないことです。撮る時は「VV」にしようと思って撮影して、後からイメージが違っても変更できません。
対策としては、RAWデータも一緒に残しておくことです。これで後から調整出来ます。
JPEGでも編集出来なくはないですが、RAWデータの方が確実です。
速写には弱い
デメリット2つ目は急なシャッターチャンスには弱いということです。「パッ」と写真を撮りたい時に、クリエイティブルックをいじっている時間はないです。一方で風景写真などを、じっくり撮る時には向いています。
とりあえず「ST」にしておくと、どんなシーンでも対応はできます。
最後に
クリエイティブルックを使うと簡単に「映える」写真が撮れます!さらに「構図」を意識するとさらに素敵な写真が撮れるようになります。
キヤノンの色味についてはこちらで紹介しています。
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