- 『NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II』の概要
- 旧型・ライバルとの比較
- 進化ポイント
- オススメの人
はじめに
ニコンユーザー待望のニュースが飛び込んできました。Zマウントの「大三元」望遠ズームが、6年の歳月を経て第2世代へと進化を遂げた『NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II』。

2026年2月24日の発表以来、SNSや写真業界で話題になっています。
前モデル(I型)も光学性能は一級品でしたが、唯一のネックは三脚座抜きで約1,360gという重量でした。
しかし、II型は驚愕の約998g。なんと約360gもの軽量化に成功し、このクラスでついに1kgを切ってきました。これだけで撮影スタイルの自由度が劇的に変わりそうです。
今回の記事ではスペックを中心に紹介していきます。
スペック比較
旧型、さらにはフルサイズミラーレスのシェアを争うキヤノン「RFマウント」、ソニー「Eマウント」の同クラスレンズとスペックを比較してみます。
| NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II(新型) | NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S(旧型) | Sony FE 70-200mm F2.8 GM OSS II | RF70-200mm F2.8 L IS USM Z | |
| 発売日 | 2026年4月発売予定 | 2020/08/28発売 | 2021年11月26日 | 2024年11月下旬 |
| 公式サイト価格(税込)1 | 443,300円 398,970円(会員価格) | 350,900円 315,810円(会員価格) | 385,000円 346,500円(会員価格) 336,500円(キャッシュバック後) 【10000円キャッシュバック ~5/11まで】 | 495,000円 445,500円(会員価格) 405,500円(キャッシュバック後) 【40000円キャッシュバック ~5/7まで】 |
| レンズマウント | ニコンZマウント | ニコンZマウント | ソニー Eマウント | キヤノンRFマウント |
|---|---|---|---|---|
| 焦点距離 | 70mm-200mm | 70mm-200mm | 70mm-200mm | 70mm-200mm |
| レンズ構成 | 16群18枚(EDレンズ1枚、スーパーEDレンズ1枚、ED非球面レンズ1枚、非球面レンズ2枚、蛍石レンズ1枚、SRレンズ1枚、メソアモルファスコートあり、アルネオコートあり、最前面のレンズ面にフッ素コートあり) | 18群21枚(EDレンズ6枚、非球面レンズ2枚、蛍石レンズ1枚、SRレンズ1枚、ナノクリスタルコートあり、アルネオコートあり、最前面のレンズ面にフッ素コートあり) | 14群17枚 | 15群18枚 |
| 画角 | 34°20′–12°20’(撮像範囲 フルサイズ/FXフォーマット) 22°50′–8°(撮像範囲 APS-Cサイズ/DXフォーマット) | 34° 20′-12° 20′(撮像範囲FX) 22° 50′-8°(撮像範囲DX) | 34゚-12゚30’(撮像範囲 フルサイズ) 23゚-8゚(撮像範囲 APS-Cサイズ) | 29°~10°・19°30’~7°・34°~12° |
| インナーズーム | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 手ブレ補正 | 〇(6.0段) | 〇(5.5段) | 〇 | 〇 |
| 防塵 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 防滴 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 最短撮影距離 | • 焦点距離70mm時:0.38m • 焦点距離85mm時:0.38m • 焦点距離105mm時:0.5m • 焦点距離135mm時:0.6m • 焦点距離200mm時:0.8m | 0.5m(焦点距離70mm)、0.63m(焦点距離85mm)、0.68m(焦点距離105mm)、0.8m(焦点距離135mm)、1.0m(焦点距離200mm) | 0.4m(W)-0.82m(T) | 0.49m(W)-0.68m(T) |
| 最大撮影倍率 | 0.3倍(焦点距離70mm) | 0.2倍(焦点距離70mm) | 0.3倍 | 0.2倍(70mm) 0.3倍(200mm時) |
| 絞り羽根枚数 | 11枚(円形絞り) | 9枚(円形絞り) | 11枚(円形絞り) | |
| 最大絞り | f/2.8 | f/2.8 | f/2.8 | f/2.8 |
| 最小絞り | f/22 | f/22 | f/22 | f/22 |
| フィルターサイズ | 77mm | 77mm | 77mm | 82mm |
| 寸法 | 約90mm(最大径)×208mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) | 約89mm(最大径)×220mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) | 88mm x 200mm | 88.5mm×199mm |
| 質量 | 約1180g(三脚座リング装着時) 約1030g(保護カバー装着時) 約998g(三脚座リング、保護カバーなし) | 約1440g(三脚座を含む) 約1360g(三脚座なし) | 1045g (三脚座別) | ホワイト:約1,115g、 ブラック:約1,110g (三脚座を含まず) |
| 付属品 | • レンズキャップ77mm LC-77B(スプリング式) • 裏ぶた LF-N1 • レンズフード HB-119 • レンズケース CL-C3 | • レンズキャップ77mm LC-77B(スプリング式) • 裏ぶた LF-N1 • バヨネットフード HB-92 • レンズケース CL-C3 | • フード ALC-SH167 • レンズフロントキャップ ALC-F77S • レンズリヤキャップ ALC-R1EM • ソフトケース | • レンズフード ET-88C(WIII)(ホワイト同梱) • レンズフード ET-88C(B)(ブラック同梱) • レンズキャップ E-82II •レンズダストキャップ RF •レンズケース LZ1328 |
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大三元レンズは各社共に特に力を入れているレンズで、光学性能・AFスピードは最高峰です。また、防塵・防滴、インナーズームで全長が伸びないなど、使い勝手の部分も共通しています。
ここでライバルとなる2本のレンズについても紹介していきます。
Sony FE 70-200mm F2.8 GM OSS II
『Sony FE 70-200mm F2.8 GM OSS II』はSONYのレンズ群の中でもGマスターに属する最高峰のレンズです。
2021年11月26日発売に関わらず重さが1045gと『NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II』発表前は最軽量でした。
今やSONYはミラーレスカメラを引っ張っている存在なので、次期モデルではアッと驚くようなレンズになると思います。
RF70-200mm F2.8 L IS USM Z
『RF70-200mm F2.8 L IS USM Z』はキヤノンのレンズ群の中でもLレンズに属する最高峰のレンズです。
このレンズの特徴は別売りのパワーズームアダプターが使えることにあります。これを使うと動画撮影時にスムーズにズーミングが出来ます。
ちなみに、『RF70-200mm F2.8 L IS USM Z』はホワイトとブラックの2色展開なのですが、ホワイトの方が人気のようです。
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II
いよいよ『NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II』の進化ポイントについて紹介していきます。
一切の妥協がない画質の追及
「ニコンのレンズに外れなし!」と言われるように、ニコンは光学性能には定評があります。今回の新作には、SRレンズ、蛍石レンズ、EDレンズ、非球面レンズに加え、新たにスーパーEDレンズとED非球面レンズを採用と、6種類のレンズが使われています。
さらに、メソアモルファスコートとアルネオコートを採用し、逆光などの厳しい撮影条件においても、ゴーストやフレアを大幅に低減しています。
重さは脅威の1kg切り!
従来モデルから約26%も軽量化し、質量は約998gを実現しました。初期型は重さがネックになっていたのでこれだけでも買いたい人がいるのではないでしょうか。
さらに、インターナルズーム機構を採用したまま全長を約12mm短縮しているので持ち運びも楽になっています。
ニコン史上最高性能のAF
マルチフォーカス方式とシルキースウィフトVCM(SSVCM)を採用した、システムを搭載し、従来モデル比で約3.5倍高速化されています。
さらに、シルキースウィフトVCM(SSVCM)はAF作動音を半減させる効果もあり、コンサートや劇場など、静粛性が求められる環境下でも安心して撮影できます。
手ブレ補正効果6.0段
シンクロVR対応カメラとの組み合わせで手ブレ補正効果6.0段を実現しています。望遠レンズには嬉しい効果になります。ハイエンドのZ9やZ8はもちろん、比較的安価なZfやZ5IIも対象になっているのは嬉しいポイントです。
『NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II』を『Z5II』と組み合わせると1.7kgになります。
< シンクロ VR 対応カメラ >
その他
他にも使いたくなる嬉しいポイントがたくさんあります。
- 素早く着脱できるバヨネット式三脚座リング
- ニコン初となるアルカスイス対応の三脚座
- 汎用性の高い77mmのフィルター径
「高いレンズだから何も付けないのは怖い!」「でも、写真写りが変わるのも嫌!」
そんな人にオススメしたいのが『Kenko ZX II(ゼクロスツー)』です。私も使っていますが、フレアやゴーストも気になりません。
気になる価格
気になる価格ですがニコンダイレクトで443,300円となっています。しかし、ニコンイメージング会員にログイン後の購入で44,330円引きで購入できます。
443,300円-44,330円=398,970円(実売価格)
カメラのキタムラなどの量販店もこの価格に合わせてくると予想しています。
最後に
今まで重さを理由に大三元レンズを避けていた層も手に取りやすい価格になっています。
実売価格が40万円弱というのは正直高いですが、単焦点レンズを何本も買う事を考えると重さの面でも価格の面でもアリな選択だと思います。
最近は在庫切れになるとしばらく手に入らない事も多い&インフレ基調で価格は上がっていく、ことを考えれば欲しい人は早めに予約を入れておく必要がありそうです。
近くにニコンプラザがある方はぜひ触りに行ってみてください!




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