はじめに
『zf』の購入と共にNikonユーザーとなった私ですが、満を持して『NIKKOR Z 50mm f/1.8 S』を購入したのでレビューしていきます。
なぜ多くのZユーザーが「このレンズは外せない」と口を揃えるのか。実際に使ってみて分かった魅力をお伝えします。
仕様表
『NIKKOR Z 50mm f/1.8 S』の仕様表はこちらになります。Sラインだけあって贅沢なレンズ構成です。
| 型式 | ニコン Zマウント |
|---|---|
| 焦点距離 | 50mm |
| 最大口径比 | 1:1.8 |
| レンズ構成 | 9群12枚(EDレンズ2枚、非球面レンズ2枚、ナノクリスタルコートあり) |
| 画角 | 47°(撮像範囲FX) 31°30′(撮像範囲DX) |
| ピント合わせ | IF(インターナルフォーカス)方式 |
| 最短撮影距離 | 撮像面から0.4m |
| 最大撮影倍率 | 0.15倍 |
| 絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) |
| 絞り方式 | 電磁絞りによる自動絞り |
| 最大絞り | f/1.8 |
| 最小絞り | f/16 |
| アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) | 62mm(P=0.75mm) |
| 寸法 | 約76.0mm(最大径)×86.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
| 質量 | 約415g |
| 付属品 | • レンズキャップ62mm LC-62B(スプリング式) • 裏ぶたLF-N1 • バヨネットフードHB-90 • レンズケース CL-C1 |
外観と質感:シンプルゆえの機能美

まずビルドクオリティが素晴らしいです。
- マットな質感: 派手さはないけれど、所有欲を満たしてくれるS-Lineらしい高級感。
- 操作性: ヌルリと動くフォーカスリングの感触が心地よい。
- サイズ感:一見『zf』との組み合わせでは少し長く感じますが、『NIKKOR Z 24-120mm f/4 S』と比較すると一回りから二回り小さいです。


実写レビュー:このレンズのここが凄い!
- 開放からキレッキレの解像度
- 柔らかく、溶けるようなボケ味
- 必要十分なAF
開放からキレッキレの解像度
カメラを始めると「開放は甘いので1段から2段絞って撮りましょう。」という言葉を聞いたことがあるのではないのでしょうか。しかし、このレンズは開放(f/1.8)から余すことなく性能を発揮してくれます。
毛の一本一本までしっかりと描写してくれています。

絞り値:F/1.8 露出時間:1/60 ISO:400 焦点距離:50mm 露出補正:0
狛犬の台座の苔の質感までわかります。

絞り値:F/1.8 露出時間:1/800 ISO:400 焦点距離:50mm 露出補正:0
蛇口にバッチリピントが合って手前の石と背景はしっかりボケています。

絞り値:F/1.8 露出時間:1/400 ISO:400 焦点距離:50mm 露出補正:+1
上の写真の蛇口部分を拡大しました。汚れや錆もしっかりと写っています。

柔らかく、溶けるようなボケ味
ピント面は鋭いのに、背景はとろけるように滑らか。玉ボケも非常に綺麗で、ザワつきが一切ありません。

絞り値:F/1.8 露出時間:1/6400 ISO:100 焦点距離:50mm 露出補正:+1

絞り値:F/1.8 露出時間:1/4000 ISO:100 焦点距離:50mm 露出補正:0
顔と体のピントの合い方を見てもボケの美しさがわかります。『zf』の瞳AFのおかげでピントもバッチリです!

絞り値:F/1.8 露出時間:1/60 ISO:1800 焦点距離:50mm 露出補正:-1
必要十分なAF
オートフォーカスはとてもスムーズでピタッとピントが合います。『zf』と組み合わせた時の相性もよく、日常使いでは困ることはありません。
気になる点と注意点
- 『zf』に装着した時のデザイン
- 室内では画角が狭く感じることも
- 高解像度のカメラが欲しくなる?
『zf』に装着した時のデザイン
『zf』と『NIKKOR Z 50mm f/1.8 S』を組み合わせるとこのようになります。


高級感もあり悪くはないのですが、『NIKKOR Z 40mm f/2(SE)』と比較するとデザインの一体感では一歩及びません。


室内では画角が狭く感じることも
焦点距離が50mmなので広く写したい場面では不向きです。最短撮影距離も0.4mなので、そこまで寄れるレンズではありません。テーブルフォトなどに使いたい人には、最短撮影距離が0.25m『NIKKOR Z 35mm f/1.8 S』の方が向いています。
高解像度のカメラが欲しくなる?
『zf』(2450万画素)との組み合わせでも十分にキレイなのですが、「『Z8』(4571画素)で撮影したらどれだけキレイに写るのだろうか?」と気になってしまいます!
まとめ
50mm f/1.8と言えば、キヤノンの『RF50mm F1.8 STM』のような蒔絵レンズを思い浮かべる方もいらっしゃると思います。『NIKKOR Z 50mm f/1.8 S』 はそういったレンズと比較すると高価です。一方で、Nikonが妥協なく作っている「S-Line」のレンズが8万円前後で買えるのはお買い得ともいえます。
写りのシャープさは一線を画しますのでNikonユーザーなら是非使ってみて欲しいです。





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