- 『Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA』を購入したきっかけ
- 使用して感じたメリットとデメリット
- デメリット
はじめに
今回の記事では、『Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA [SEL24F18Z]』を購入したきっかけと実際に使用して感じたメリットとデメリットを紹介していきます。
また、最初の1本目の単焦点レンズとしてもオススメになります。
- 35mm換算で36mmの画角はiPhoneの28mmと比較して使いやすい
- 解放F値1.8でミラーレスならではのボケが楽しめる
- 今でも現役の高性能

主な特長
ツァイスレンズの描写力を存分に堪能できる開放F値1.8の大口径広角単焦点レンズ。最新の光学設計技術により、諸収差を良好に補正し、高い解像感が得られます。最大撮影倍率は0.25倍で、高い近接撮影能力を備えています。また、レンズ内モーターとインターナルフォーカシングによる、スムーズで静粛性の高いAFを実現し、動画撮影にも威力を発揮します。外装はアルミニウム合金を使用した高品位な外観です。
引用元:ソニー
スペック
名称 | Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA |
型名 | SEL24F18Z |
レンズマウント | ソニー Eマウント |
焦点距離(35mm換算) | 24mm(36mm) |
レンズ構成 (群-枚) | 7-8 |
開放絞り-最小絞り(F値) | 1.8-22 |
最短撮影距離 (m) | 0.16 |
最大撮影倍率 (倍) | 0.25 |
フィルター径 (mm) | 49 |
外形寸法 最大径x長さ (mm) | 63 x 65.5 |
質量 約 (g) | 225 |
購入したきっかけ
様々なブロガーやYouTuberが神レンズと絶賛しているレンズに『Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA [SEL55F18Z]』があります。その中で、「ツァイスならではの・・・」という説明が度々されます。作例を見てもボケ感がとてもキレイで興味がありました。
しかし、『α6700』(APS-C)につけると、焦点距離が82.5mmになるので、私の用途には合いませんでした。
そこで、同じツァイスで丁度いい焦点距離の『Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA [SEL24F18Z]』を購入することになりました。
[APS-C/Super 35mm]の設定
α7シリーズなど、35mmフルサイズのボディでAPS-Cサイズのレンズを装着するときはカメラのMENUから[APS-C/Super 35mm]または[APS-C S35撮影]を[入]または[オート]にします。初期設定では[オート]になっています。
35mmフルサイズのレンズを装着して[APS-C/Super 35mm]または[APS-C S35撮影]を[入]にすると、APS-Cサイズのイメージセンサーで撮影するときと同じ画角になり、望遠レンズを使ったような効果が得られます。カスタムキー設定しておくと瞬時に切り換えられるので便利です。
引用元:ソニー
購入するまで不安だった点
今回購入した『Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA [SEL24F18Z]』ですが、不安点もありました。
- レンズの発売から時間が経過している
- 新しい製品が出るかも

結論としては全くの杞憂でした!
レンズの発売から時間が経過している
このレンズの発売日は2011年12月となっています。購入当時の2025年では、すでに14年経過していました。古さで躊躇したのは事実です。

今のレンズと比較してもキレイなのだろうか・・・
AFが遅くないか心配・・・
新しい製品が出るかも
先ほどのレンズが発売されて時間が経っていることと関連していますが、「買った途端に新しいレンズがでたら嫌だなぁ。」という感情もありました。
しかし、あえこれ考えてもキリがないので購入に踏み切りました。

考えるんじゃない!行動だ‼
メリット
『Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA [SEL24F18Z]』を実際に使ってみて感じたメリットを紹介していきます。
- 写りのよさ
- AFの速さ
- スナップ撮影に丁度いい画角
- 寄れる
- 最大撮影が0.25倍
- 所有欲を満たしてくれる質感
写りのよさ
『Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA [SEL24F18Z]』のレビューを見るとボケの美しさとコントラストの高さが出てきます。
庭のアジサイが咲き始めたので作例として撮影してみました。実際の見た目はどうでしょうか?
解放での1枚です。アジサイの花びらの一部にピントが合っていて、後はキレイにボケています。また、背景の玉ボケもキレイです。

絞り値:F/1.8 露出時間:1/80 ISO:100 焦点距離:24mm(35㎜換算:36㎜)露出補正:0
玉ボケがキレイなので逆光での撮影が増えそうです!

絞り値:F/1.8 露出時間:1/60 ISO:100 焦点距離:24mm(35㎜換算:36㎜)露出補正:0
コントラストが高く色乗りがいいと言われているこのレンズですが、アジサイの葉の緑色も濃く出ている感じがします。

絞り値:F/1.8 露出時間:1/60 ISO:100 焦点距離:24mm(35㎜換算:36㎜)露出補正:0

絞り値:F/8 露出時間:1/60 ISO:2500 焦点距離:24mm(35㎜換算:36㎜)露出補正:0
こちらの記事でアジサイの撮影を楽しむためのポイントを紹介しています!
AFの速さ
購入時の不安点で紹介したように14年前発売のレンズですが、AFも十分速かったです。少なくとも私の使用する用途(スナップ撮影)ではストレスはありませんでした。
『α6700』のAF性能が高いので、レンズの性能を引き出している可能性もあります。この辺りは、ツァイスレンズでありながらソニー純正のメリットかもしれません。
スナップ撮影に丁度いい画角
『Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA [SEL24F18Z]』35mm換算で36mmになります。この画角はある程度広く撮ることが出来るのでスナップ撮影に丁度いいです。旅行などでもしっかり背景を入れることができます。また、カフェなどで、正面に座った人物を座ったまま撮影出来ます。
iPhoneを始めとしたスマホのカメラは28mm前後の画角が多いですが、36mm相当に写るこのレンズは、初めて一眼レフを買われる人にも違和感が少ないと思います。
寄れる
最短撮影距離は0.16mとなっており、いわゆる“寄れるレンズ”になります。最短撮影距離はカメラのセンサー部分からの距離になるので、下の写真のようにフードが被写体に当たりそうな距離でもオートフォーカスが合います。

最大撮影が0.25倍
先ほど“寄れる”という話をしましたが、最大撮影倍率が0.25倍なので、かなりアップで撮ることが出来ます。マクロレンズには負けますが日常使いとしては約に立ちます。解放がF1.8なので、被写体に近づくことでかなり背景をぼかすことが出来ます。

目にピントを合わせると鼻がボケるね!

絞り値:F/1.8 露出時間:1/40 ISO:500 焦点距離:24mm(35㎜換算:36㎜)露出補正:0
背景ボケは、「F値」・「カメラから被写体の距離」・「被写体から背景の距離」の3つの要素で決まります。詳細は下記をご覧ください。
所有欲を満たしてくれる質感


金属を削りだしたかのような高級感のある見た目、“ZEISS”の青バッジが所有感を満たしてくれます。
レンズなので、解像度の高さやオートフォーカスの速さはもちろん重要です。しかし、レンズ自体が美しいと持ち出すモチベーションが上がります。
レンズの発売日が2011年で少々古いという話をしましたが、その当時だったからこそ、ここまでのコストをかけられた可能性もあります。

昔より今の方がコスト管理が厳しそうですしね!
デメリット
- 手ブレ補正がない
- レンズフードまで入れると長い
手ブレ補正がない
レンズに手ブレ補正がないので、手ブレ補正がないカメラを使っている方にとっては気になるかもしれません。
私の使っている『α6700』は手ブレ補正があるので、気になりませんでした。
写真の“ブレ”について解説しています。手ブレと被写体ブレの違いについても解説していますので参考にしてみて下さい。
レンズフードまで入れると長い
重さが225gと軽量ですが、レンズフードまで入れるとそれなりに長いです。フードを外すと短くはなりますが、個人的にはフード付きがカッコイイと思います。


まとめ
実際に使用して感じたことは『Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA [SEL24F18Z]』は今でも現役のレンズだということです。また、ソニーのAPS-C機を使っていてフルサイズ換算35mm前後レンズが欲しい方にとってはこのレンズが唯一無二になります。
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