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【初心者必見!】最初に覚えたいF値3選‼

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この記事で分かる事
  • F値とは
  • オススメのF値3選

はじめに

そら
そら

どのF値を選んでいいかわからない・・・

オススメのF値を教えて‼

きじとら
きじとら

オススメのF値は

解放・F8・F5.6だよ‼

今回の記事では、初心者の方が最初に覚えるといいF値を3つ紹介します。まずはF値の基本を紹介して、その後にオススメのF値を紹介します。

F値について解説

本題に入る前に、カメラのF値について簡単に解説します。レンズには絞りがあり、これを広げたり絞ったりすることで入ってくる光の量を調整します。この絞りの大きさを数値化したものがF値です。

そら
そら

ボクの“目”みたいだね!

きじとら
きじとら

確かに・・・!

明るい時は黒目が小さくなって暗い時は黒目が大きくなるところは似ているかも!

F値を小さくすると?
  • 背景をボカすことができる
  • 暗い場所でも明るい写真を撮ることができる
  • ピントが浅くなるのでピンボケになりやすい
F値を大きくすると?
  • 背景までくっきり写せる
  • 暗い場所では写真がブレることがある
  • シャッタースピードが遅くなる

また、F値を小さくすることを”絞りを開いて撮る”・F値を大きくすることを”絞りを絞って撮る”という言い方もします。

絞りとぼけ具合

絞りはピントの合って見える距離範囲、つまり、撮れる写真のぼけの大きさにも影響します
絞りが開いているほどF値は小さく、閉じているほどF値が大きいことを示した画像

絞りが大きいほど背景がぼけ、小さいほどぼけが小さいことを示した画像
引用元:ソニー

絞りについてはこちらでも解説しています。

ここで、Aモード(絞り優先モード)を使って撮り比べてみました。背景のボケ具合と露出時間(シャッタースピード)に注目して下さい。

使用したカメラとレンズ
F1.4

ピントが合っているチューリップ以外はボケています。チューリップが全部で何本かわかりませんし、何処で撮影したかもわかりません。

α6700』のメカシャッターは1/4000なので電子シャッターを使用しています

α6700 ILCE-6700 + SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary
絞り値:F/1.4 露出時間:1/8000 ISO:100 焦点距離:30mm(35㎜換算:45㎜)露出補正:0
F5.6

先ほどの写真より背景がクッキリしてきました。

奥の方にもチューリップが咲いていることが分かります。

α6700 ILCE-6700 + SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary
絞り値:F/5.6 露出時間:1/640 ISO:100 焦点距離:30mm(35㎜換算:45㎜)露出補正:0
F8

さらに背景がクッキリしています。

後ろの看板の文字も徐々に見え始めています。

α6700 ILCE-6700 + SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary
絞り値:F/8 露出時間:1/320 ISO:100 焦点距離:30mm(35㎜換算:45㎜)露出補正:0

F値が大きくなるにつれて背景がくっきりしてくるのがわかります。また、F値が大きくなると取り込む光の量が少なくなるので露出時間(シャッタースピード)が遅くなります。

オススメのF値3選

冒頭でネタバレしていますが、オススメのF値は次の3つになります!

オススメのF値
  • 解放~F2.8
  • F8~F11
  • F5.6

解放~F2.8

解放とはレンズの中で一番低いF値になります。例えば、『SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary』の解放F値は1.4になります。

解放~F2.8のメリット
  • スマホとは違うボケ写真が撮れる
  • シャッタースピードが速くなる
  • 暗所での撮影に有利
解放~F2.8のデメリット
  • ピントの合う範囲が狭い(薄い)
  • 撮影場所がわからない
  • 明るい屋外では露出オーバーになることがある
こんな時に使いたい
  • ペットを可愛く撮りたい
  • ポートレートで背景をぼかしたい
  • 料理を美味しそうに撮りたい
  • とにかくオシャレな雰囲気にしたい
  • 暗い場所でブレないようにしたい

ミラーレスの一番の購入動機は「ボケ写真を撮りたい‼」ではないでしょうか?とにかく購入直後は解放で撮りまくっているはず(笑)

スマホのアプリでもボケ写真にすることも出来ますが、やはり本当のボケと作られたボケは違うと思います。

また、暗所での撮影ではシャッタースピードを稼ぐためにF値を小さくするのがオススメです。

ただし、F値が小さくなるほどピントの合う範囲が狭くなるので注意が必要です

カメラの背面液晶では綺麗に撮れているように見えてもパソコンで見るとピンボケ。ということもよくあります。F1.4でボケ過ぎるときはF2~F2.8に絞ると安定します。

また、観光地でF値を下げて撮ってしまうと何処で撮った写真か分からないことがあるので注意が必要です。

α6700 ILCE-6700 + SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary
絞り値:F/2.8 露出時間:1/60 ISO:1600 焦点距離:30mm(35㎜換算:45㎜)露出補正:0
α6700 ILCE-6700 + SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary
絞り値:F/1.4 露出時間:1/500 ISO:100 焦点距離:30mm(35㎜換算:45㎜)露出補正:+1
α6700 ILCE-6700 + SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary
絞り値:F/1.4 露出時間:1/20 ISO:1000 焦点距離:30mm(35㎜換算:45㎜)露出補正:0

F8~F14

最初にF8で撮影してみて、ピントの合い方を確認してみてF11やF14に調整するとよいです。

F8~F14のメリット
  • 近くから遠くまでピントを合わせることができる
F8~F14のデメリット
  • シャッタースピードが遅くなる
  • 背景処理が難しい
こんな時に使いたい
  • 風景写真
  • 観光地での人物スナップ撮影

風景写真などの背景をぼかしたくないシーンではF値を大きくします。レンズの解像度も高くなり隅々まで繊細な写真が撮れます。

一方で、シャッタースピードが遅くなるので手ブレに注意する必要があります。さらに、ボケで誤魔化せないので隅々まで構図を考える必要があります。

α6700 ILCE-6700 + E 16-55mm F2.8 G SEL1655G
絞り値:F/8 露出時間:1/80 ISO:100 焦点距離:24mm(35㎜換算:36㎜)露出補正:+0.3
α6700 ILCE-6700 + E 16-55mm F2.8 G SEL1655G
絞り値:F/8 露出時間:1/40 ISO:64 焦点距離:16mm(35㎜換算:24㎜)露出補正:+1

F5.6

F5.6のメリット
  • 解像度が高い
  • バランスがいい
  • 失敗写真が少ない
F5.6のデメリット
  • 中途半端な仕上がりになることがある
こんな時に使いたい
  • スナップ撮影
  • ポートレートである程度背景情報が欲しい

F5.6はある程度のボケも楽しめてシャッタースピードもそこそこ稼げるので失敗写真が少ないです。

街角スナップなど、気になった被写体をすぐに撮りたい時に向いています。また、「ポートレート撮影で背景をぼかしたいけど、何処で撮ったかわかる写真がいい」という時にも使えます。

一方で、何を見せたいのか中途半端になってしまうことがあります。

まとめ

今回の記事はいかがだったでしょうか?初心者向けにオススメのF値を紹介しました。F値をコントロール出来ると写真に奥行が出せます。また、同じ構図でF値を変えて撮ってみるのも面白いと思います。

α6700メカシャッター使用時は1/4000ですが、電子シャッター使用時では1/8000まで使えるので屋外でもF1.4が使えます。

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